ピクセルアスペクト比(NTSCとPCでの違い)

SDサイズで制作したCGの連番静止画やD1から抜き出した静止画がタテにつぶれているのはなぜでしょう?
これがピクセルアスペクト比の違いです。
パソコンの世界で「ピクセル」というとそれは正方形の1画素をさします。
ところが、NTSCの世界ではピクセルは縦長の長方形になっているのです。
前者を指して「スクエアピクセル」、後者を指して「ノンスクエアピクセル」といいます。

それをふまえて、、、
「NTSCの画面サイズは720×486ピクセルである」と言われたときにふとよぎる疑問。
「それって、4:3ではないのでは?」
そうです。ヨコが720ならタテは540でなければいけません。
その違いがまさにピクセルアスペクト比の違いに起因しているのです。
つまり、NTSCの720×486はタテを540に変換すればPCで見た場合に正確な比率で表示されます。

author:ビットビジネス部 成瀬友弥